鹿児島県農業農村整備情報センター

2024 農業土木NextRunner育成プログラム事業
農業農村整備事業現地見学会

県立伊佐農林高等学校で開催

 令和6年9月26日、県立伊佐農林高等学校の農林技術科の1年生23名と教諭3名を対象に、農業農村整備事業現地見学会を行いました。
 当日は、午前中に、伊佐市大口土地改良区が管理する「山下放水門」・「豊穂頭首工」、伊佐市山野十曽土地改良区が管理する「上村堰」・「十曽ダム」で、施設の役割や管理方法を見学しました。井堰を動かす仕組みや、改修に要した経費などについて質問する姿も見られました。

 午後からは、伊佐市大口の中央部に位置する「大田地区」において実施される「ほ場整備事業」について、県姶良伊佐地域振興局農村整備課の担当職員から施工内容についての説明を聞きました。この地区では田んぼダムも実施される予定になっており、田んぼが防災にも役立つことに生徒達は関心を示していました。
 その後、学校に戻り、測量体験を行いました。地元の林建設株式会社の職員が講師を務め、プログラムにより自動で撮影を行うドローンや自動追尾のカメラを備えた測量機材など最先端の機器が紹介され、生徒達は興味津々の様子で体験に参加していました。
 普段、なにげなく目にしている施設が、農業生産にどんな役割を持っているのか、地元の農業振興のためにどんな事業が行われようとしているのか、また、どんな新しい技術が導入されているのか、今後も興味を持ち続けていただけるよう期待したいと思います。
 ご協力をいただきました関係の皆さま、ご多用の中どうもありがとうございました。